1.Showroomにトレーラを追加する
下記ディレクトリに追加したいトレーラをフォルダ名 trailerXX (XXは22以降の数字) にして置く。
makes\trailer
追加するトレーラの description.def をメモ帳で開き name:"TrailerXX" の部分を上で設定したフォルダ名と同じに。
makes\trailer\trailerXX\description.def
例
完成。積荷名が %0 と表示されますが問題ありません。
2.特定のトレーラを置き換える1
追加したトレーラをゲーム中に使えるようにする
ここから先は defs\cargos にある XXX.def を弄る事になります。
その前に defs フォルダにある cargo_base.def を見て中身の記述方法を勉強しておきます。
1* |
type |
カーゴタイプ。単純に置き換えるだけなら弄る必要なし。 |
2 |
name |
カーゴの名前(積荷名)を記述します。単純に置き換えるだけなら弄る必要なし。 |
3 |
trailer |
置き換えたいトレーラのフォルダ名(trailerXX)を記述します。 |
4 |
variant |
使用するシェーダー(スキン)の番号を記述します。Trailer2,4,5,6,13,14,16のように1つのトレーラに複数の積荷がある場合は必須です。1つのトレーラに1つの積荷しかないタイプは省略可。 |
5* |
imgs |
NotebookのRoutesページで使用するボタンの参照ファイル名を記述します。単純に置き換えるだけなら弄る必要なし。 |
6 |
can_overweight |
過積載の有無を記述します。有りなら1、無しの場合は省略可。 |
7 |
income |
1マイルあたりの運賃を記述します。ガッポリ稼ぎたいなら大き目の数字を記述して下さい。
ちなみに標準データは289〜1939で500〜700くらいが多い。Special Cargoは1000以上。 |
8 |
weight |
重量を記述します。1を基本としてどれくらいの重さにするか。小数点第一位まで記述できます。主に坂道や制動時に影響します。標準データは最大で2。省略可(省略した場合は多分1)。
ちなみに9にしたらトラックがしゃくりまくって最終的にゲームがフリーズしました(笑)。私的には5以下推奨。 |
9 |
fragility |
脆弱性を記述します。1を基本としてどれくらいの壊れやすさにするか。小数点第一位まで記述できます。標準データは最大で5。省略可(省略した場合は多分1)。
ちなみに9にしたらガードレール等に軽く当たっただけでダメージが20%超えます。 |
*が付いている項目は自信ありません。間違ってるかも。
今回は例として Trailer30 を追加して、これを Trailer5 Cola と置き換えたいと思います。
まずは、Showroomで見られるようにトレーラを追加するのですが、この部分は上記の「1.Showroomにトレーラを追加する」で説明したので省略します。
次に、標準データの cola.def をコピーしてマイドキュメントの18 WoS Across Americaフォルダに置きます。
defs\cargos\cola.def
cola.def をメモ帳で開いて trailer:"trailerXX" の部分を書き換えます。
他の部分は弄る必要はありませんが、income, can_overweight, fragility 等、付け足したい事があれば記述して下さい。
上記の記述方法の説明で「variant - 使用するシェーダー(スキン)の番号を記述します。Trailer2,4,5,6,13,14,16のように1つのトレーラに複数の積荷がある場合は必須です」としましたが、そのトレーラのベースとなるスキン(trailerXX.shd)は variant:0 とするべきですが、省略できるので記述しなくても良いです。この件は後述するので、ここでは気にしなくてOK。
ゲームを起動して確認します。
ゲーム中でも確認します。Colaだけトレーラが置き換えられています。
手前から3つ目の Trailer5 Frozen Food がそのままなのから置き換えが成功したのがわかります。
これで作業は終わりです。
ちなみに置き換えられた元の Trailer5 Cola はどうなったのかというと、積荷名が %0 となり以降Showroomでしか見れません(ゲーム中には出てきません)。元に戻すには cola.def を削除するだけでOK。
3.特定のトレーラを置き換える2
追加したトレーラをゲーム中に使えるようにする
今回は例として Trailer32 を追加して、これを Trailer13 と置き換えたいと思います。
1つではなく、トレーラ全体を丸ごと置き換えます。
トレーラを追加して Trailer13 の *.def ファイル3つをコピーしてきます。
ここからはそれぞれの *.def ファイルを弄っていくのですが、ここで注意するのは variant の項目です。
Trailer13にはスキン(積荷)が3種類あるので、どれをどれに置き換えるのか指定しなくてはいけません。
今回の例では以下のようにします。
variant |
置き換え元(Trailer13) |
置き換え先(Trailer32 (実体はTrailer14です)) |
0 |
trailer13.shd |
trailer14.shd |
1 |
trailer13_chemicals.shd |
trailer14_computers.shd |
2 |
trailer13_explo.shd |
trailer14_electro.shd |
それぞれの *.def ファイルを修正していきます。
income, can_overweight, fragility 等、付け足したい事があれば記述して下さい。
尚、トレーラのベースとなるスキン(今回の例の場合 trailer13.shd = variant:0)は省略できます。
ゲームを起動して確認します。
ゲーム中でも確認します。
これで作業は終わりです。
元に戻すには chemicals.def, explosives.def, nitrogen.def を削除するだけでOK。
ちなみに、今回の例では当サイトの自作MOD「Trailer14 Tandem Axle Dry Van」を使ったのですが、Trailer14はスキンが8種類あるのに対して、Trailer13は3種類なので5つ余る事になります。
このような場合には base フォルダの !desc.def をメモ帳で開いて余計な記述(赤で囲った部分)を削除します。
makes\trailer\trailer32\acc\base\!desc.def
shared フォルダの余計なファイル *.shd *.tobj *.png も容量の無駄なので削除すればOK。