特定のパーツを消す
例として Ford CLT 9000 を使用します。このトラックのシャーシ(frame)を消してみます。
まず、base フォルダの !desc.def をメモ帳などで開いて material1:"frame: fcl.mat" を消してみます。
起動して確認してみましたが、表示がおかしくなっただけ。失敗です。
material1:"frame: fcl.mat" を消してしまうのではなく、透明テクスチャと差し替えて消えたように見せかけるようにします。
透明テクスチャ用のファイル3つ(*.mat、*.tobj、*.dds)を用意します。
*.mat はメモ帳などで開いて1行目 material : "" に surface.transparent と記述します。
material : "surface.transparent" これで透明にする事ができます。
*.dds は画像全体をアルファチャンネルで塗りつぶした物を用意して下さい。
私の場合 774.mat、774.tobj、774.dds というファイル名にしましたが、何でも構いません。管理しやすいファイル名で作って下さい。この3つのファイルは share フォルダに置いて下さい。
サンプル
起動して確認。シャーシ(frame)が消えました。
今回は base フォルダの事しか触れていませんが、車両全体に適応させるには各スキン(paintX)フォルダの !desc.def も修正する必要があります。
特定のパーツの一部分だけを消す
上記の「特定のパーツを消す」にもう少しだけ突っ込んだ内容。
Ford CLT 9000 の
燃料タンク以外のシャーシ(frame)を消してみます。
この方法では base、paintX フォルダは触りません(オリジナルのまま)。
share フォルダの fcl.mat をメモ帳などで開き、1行目を material : "surface.transparent" に修正する。
fcl.dds のシャーシ部分の燃料タンクに当たる部分のみアルファチャンネルを削除する。
起動して確認。完成。
画像を見ればわかると思いますが、"surface.transparent"を使うと光沢がなくなります。
ボディなどにも影響するので、他のトラックへの追加パーツとする、みたいな用途で使用すると良いです。